ウクライナ、ロシア領占領意図せず=クルスク州越境攻撃で外務省

AI要約

ウクライナ外務省報道官は、ウクライナが制圧したクルスク州の地域を占領する意図はないと述べた。

ウクライナはクルスク州への越境攻撃を開始し、約1000平方キロメートルの領土を制圧した。

ウクライナは自国民の命を守るために攻撃を受けており、ロシアとは異なり領土の占領を目指していないと表明している。

ウクライナ、ロシア領占領意図せず=クルスク州越境攻撃で外務省

[キーウ 13日 ロイター] - ウクライナ外務省報道官は13日、ロシア西部クルスク州への越境攻撃について、ウクライナには制圧した地域を占領する意向はないと述べた。

ウクライナは6日にクルスク州に対する本格的な地上越境攻撃を開始。シルスキー軍総司令官は12日、クルスク州で約1000平方キロメートルの領土を制圧したと明らかにした。

外務省のティヒー報道官は首都キーウで記者団に対し、クルスク州で攻撃を受けていることで、ロシアはウクライナ東部の戦線に追加部隊を送り込むことが難しくなるとの見方を示し、「ロシアとは異なりウクライナは他の人々の財産を必要としない。ウクライナにはクルスク州の領土を占領する意図はない。国民の命を守りたいだけだ」と述べた。

ゼレンスキー大統領によると、ロシアは6月以降、クルスク州からウクライナに対し2000回を超える攻撃を実施。こうした越境攻撃が行われていた地域をウクライナ軍が制圧したと述べている。