ロシアGDP、第2四半期は前年比+4.0%に減速

AI要約

ロシアの第2・四半期の国内総生産は前年同期比4.0%増加し、1─3月期からは減速した。経済成長はウクライナ侵攻に伴う武器製造への政府支出に依存しており、中央銀行は過熱を警告している。

経済発展省は第2・四半期のGDPを4.0%増と試算していたが、中央銀行は今年の成長率予想を上方修正。労働力と生産能力の不足が深刻な景気後退につながる可能性も指摘されている。

ロシアGDP、第2四半期は前年比+4.0%に減速

[モスクワ 9日 ロイター] - ロシア連邦統計局は9日、第2・四半期(4─6月)の国内総生産(GDP)が前年同期比4.0%増加したと発表した。1─3月期(5.4%増)から減速した。

ロシアの経済成長は2022年にマイナスに転じた。現在のプラス成長は、ウクライナ侵攻に伴う武器製造への政府の大規模支出に大きく依存している。中央銀行は経済が過熱していると警鐘を鳴らしている。

経済発展省は第2・四半期のGDPを4.0%増、上半期を4.7%増と試算していた。中央銀行は7月下旬、今年の経済成長率予想を従来の2.5─3.5%増から、3.5─4.0%増に上方修正。労働力と生産能力の不足が、最終的には深刻な景気後退につながる可能性があると指摘した。