イスラエル首相、穏健派の国防相を解任の意向 地元メディア報道

AI要約

イスラエルメディアは、ネタニヤフ首相がガラント国防相を解任する見通しを報じた。

ガラント氏は停戦・人質解放交渉に前向きであり、ネタニヤフ氏と対立している。

ネタニヤフ氏は、サール元内相と政権入りに合意し、ガラント氏解任を決定した模様。

 イスラエルメディアは17日、同国のネタニヤフ首相がガラント国防相を解任するとの見通しを一斉に報じた。ガラント氏は、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスとの停戦・人質解放交渉に前向きで、戦闘継続路線のネタニヤフ氏と対立してきた。解任されれば、停戦の実現はさらに遠のきそうだ。

 イスラエル軍ラジオは17日、関係者の話として、強硬派のネタニヤフ氏は、比較的穏健派とされるガラント氏の解任を決め、野党の右派サール元内相と政権入りについて大枠で合意したと報じた。サール氏は、ネタニヤフ氏と同じく戦闘継続路線の強硬派で、国防相就任を希望しているという。