韓国駐日大使に朴喆熙氏 尹政権で2人目 日本の政界に精通

AI要約

韓国政府は7月31日、次期駐日大使に外交院の朴喆熙院長を充てると発表した。朴氏は日本の政界に詳しく、尹政権で2人目の駐日大使となる。

朴氏は米コロンビア大学で博士号を取得し、日本語が堪能。中曽根元首相の事務所に身を寄せて日本政界を研究した経歴を持つ。

日韓は来年、国交正常化60周年を迎える。朴氏は韓日関係の専門家であり、未来志向の関係構築に貢献が期待される。

韓国駐日大使に朴喆熙氏 尹政権で2人目 日本の政界に精通

 韓国政府は7月31日、次期駐日大使に外務省傘下の国立外交院の朴喆熙(パク・チョルヒ)院長(61)を充てると発表した。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権で2人目の駐日大使となる。朴氏は尹氏の外交ブレーンの一人で、日本の政界に詳しいことで知られる。

 朴氏は米コロンビア大学で博士号(政治学)を取得。日本語が堪能で、中曽根康弘元首相の事務所に身を寄せて日本政界を研究した。衆院選を現場で取材してまとめた著書もある。日本の政策研究大学院大学准教授などを経て、2012~16年にソウル大学日本研究所長を務めた。

 日韓は来年、国交正常化60周年を迎える。韓国大統領府は31日、「(朴氏は)日本の研究に専念してきた韓日関係の専門家であり、これまで蓄積してきた専門的知見とネットワークを土台に、未来志向の韓日関係の構築に寄与すると期待される」と表明した。【ソウル福岡静哉】