北朝鮮、5年以上空席の駐ベトナム大使にイ・スングク氏任命

AI要約

北朝鮮が5年以上にわたり空席だった駐ベトナム大使にイ・スングク氏を任命した。

駐ベトナム北朝鮮大使の空席は2019年4月以降続いていたが、新大使が着任することとなった。

北朝鮮は3年半ぶりに海外駐在大使を任命し、駐シンガポール特命全権大使にもイ・ギルソン氏を選出した。

北朝鮮が5年以上にわたり空席だった駐ベトナム大使にイ・スングク氏を任命したと、北朝鮮外務省が30日明らかにした。イ・スングク氏はこれまで北朝鮮国営メディアに言及されたことがない人物だ。

駐ベトナム北朝鮮大使は2019年4月に当時の金明吉(キム・ミョンギル)大使が本国に戻って以降、空席になっていた。

金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は2回目の米朝首脳会談を契機に2019年2、3月にベトナムを訪問し、ベトナムとの関係の格上げを約束した。これを受け、金前大使の後任に重量感のある大使が赴任するという見方があった。しかし翌年に新型コロナが流行し、空白が5年以上も続いた。

また北朝鮮外務省は駐シンガポール特命全権大使にイ・ギルソン氏を任命したと明らかにした。イ・ギルソン氏は2020年まで外務次官(アジア担当)務めた過ごした人物と推定される。

北朝鮮が海外駐在大使を任命したのは2021年2月のイ・リョンナム駐中国大使以来3年半ぶり。