中国、アフリカ協力フォーラムを9月に開催 首脳会合は6年ぶり

AI要約

中国外務省は30日、アフリカ諸国との中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)首脳会合を9月4~6日に北京で開催すると発表した。同フォーラムは2000年から3年に1度、中国とアフリカで交互に開催している。首脳会合は6年ぶり、4回目となる。

FOCACには中国と国交のある53カ国が加盟している。今回の会合では、各国首脳のほか、アフリカにある国際機関のトップも出席予定という。

アフリカとアジアの外交枠組みとしては、日本主導のアフリカ開発会議(TICAD)が1993年から存在する。後発の中国が近年、力を入れる背景には、米国主導の国際秩序への反発がある。

中国、アフリカ協力フォーラムを9月に開催 首脳会合は6年ぶり

 中国外務省は30日、アフリカ諸国との中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)首脳会合を9月4~6日に北京で開催すると発表した。同フォーラムは2000年から3年に1度、中国とアフリカで交互に開催している。首脳会合は6年ぶり、4回目となる。

 FOCACには中国と国交のある53カ国が加盟している。今回の会合では、各国首脳のほか、アフリカにある国際機関のトップも出席予定という。

 アフリカとアジアの外交枠組みとしては、日本主導のアフリカ開発会議(TICAD)が1993年から存在する。後発の中国が近年、力を入れる背景には、米国主導の国際秩序への反発がある。

 習近平指導部は、グローバルサウス(新興・途上国)との連携を強化し、世界の多極化を推進する外交姿勢を鮮明にしている。今回の会合でも、アフリカ諸国への経済協力などを打ち出し、さらなる影響力拡大を図る狙いとみられる。【北京・岡崎英遠】