スウェーデンGDP、第2四半期は前期比0.8%減 景気回復兆しも

AI要約

スウェーデン統計局が第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値を発表。前期比0.8%減となったが、前年比は変わらず。

経済活動の低迷が回復兆候を見せており、6月のGDPは前月比0.9%増加。アナリストの予想を上回った。

ハンデルス銀行はスウェーデン経済の見通しについて明るい展望を示し、インフレ鈍化による金利引き下げや政府による景気刺激策強化に期待が高まっている。

スウェーデンGDP、第2四半期は前期比0.8%減 景気回復兆しも

[ストックホルム 29日 ロイター] - スウェーデン統計局が29日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.8%減で、前年比では変わらずだった。

第2・四半期の数字は予想以上に減少したものの、低迷していた経済活動が回復し始めた兆候が見られるという。

6月単月のGDPは前月比0.9%増加。アナリスト予想は0.4%減だった。

統計局は「6月はプラス成長だったが、四半期全体の伸び率は4月の弱い数字に押し下げられた」と分析した。

ハンデルス銀行はリサーチノートで、「スウェーデン経済の見通しは明るくなり始めている。インフレ鈍化により、金利引き下げと政府による景気刺激策強化に向けた明確な経済政策転換への地ならしができつつある」と述べた。