エチオピア、市場ベースの為替制度に移行 通貨ブルは下落

AI要約

エチオピア中央銀行が外国為替市場に対する規制を撤廃し、通貨ブルが急落する。

エチオピアは昨年デフォルトしたが、中銀は開発パートナーからの融資を得る計画を発表。

改革の一環として、エチオピアはIMFや世界銀行から特別融資を受ける予定。

エチオピア、市場ベースの為替制度に移行 通貨ブルは下落

Dawit Endeshaw

[アディスアべバ 29日 ロイター] - エチオピア中央銀行は29日、外国為替市場に対する規制を撤廃したと発表した。国際通貨基金(IMF)からの資金確保に向けた重要な一歩となる。

最大手の商業銀行によると、規制撤廃を受けて通貨ブルは対ドルで30%下落し、1ドル=74.73ブルとなった。26日は1ドル=57.48ブルだった。

エチオピアは昨年12月にデフォルトに陥った。

中銀は「銀行は今後、顧客との間や銀行同士で外貨を自由に売買できるようになる。中銀は限定的な介入しか行わない」との声明を発表した。

中銀のミフレトゥ総裁はネット上で公開した動画で、今回の改革の一環としてエチオピアは開発パートナーから107億ドルの融資を受ける予定だと明らかにした。

「この支援にはIMF、世界銀行、債権国からの特別融資が含まれる」と述べた。