インドネシア中銀、外為市場に介入と高官 ルピア2週間ぶり安値

AI要約

インドネシア中央銀行が外国為替市場に介入したことを発表。ルピアは安値に沈んだ

ルピアの下落の理由として、米国のGDPが予想を上回ったことや、輸入代金支払いの外貨需要が挙げられた

中銀はルピアのボラティリティーは一時的で、今後は強含むと見込んでいる

インドネシア中銀、外為市場に介入と高官 ルピア2週間ぶり安値

[ジャカルタ 26日 ロイター] - インドネシア中央銀行は26日、外国為替市場に介入したと、中銀高官が語った。ルピアはきょう対ドルで一時約2週間ぶりの安値に沈んだ。

中銀のエディ・スシアント金融部門長はロイターに対して、ルピア相場の下落について、第2・四半期の米国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことや、国営エネルギー会社プルタミナによる輸入代金支払いのための外貨需要などを理由に挙げた。

ルピアは26日、一時0.31%下落し1ドル=1万6295ルピアを付け、7月9日以来の安値水準となった。

中銀の経済・金融政策ディレクター、ファーマン・モフタル氏はきょう、メトロTVとのインタビューで、ルピアのボラティリティーは一時的なものと強調。

「ルピアは今後、強含みで安定するとみている」とし、低インフレと堅調な経済成長がルピアを支援するとの見方を示した。