<パリ五輪>韓国を「北朝鮮」と紹介…IOC会長「深く謝罪」、尹大統領「再発防止要請」

AI要約

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が韓国選手団紹介の際の事故に関し、韓国大統領に直接謝罪した。

バッハ会長は深く謝罪し、尹大統領は遺憾を表明し、再発防止を求めた。

韓国関連の関係者たちは謝罪を確認し、再発防止対策を話し合う方針だ。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が27日午後8時5分、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に電話し前日のパリ五輪開会式で韓国選手団紹介の際に発生した事故に対し直接謝罪した。

大統領室のチョン・へジョン報道官はこの日、「約10分間電話で話した。バッハ会長は大統領に『弁解の余地がないことが発生した。丁重に深く謝罪する』と話した」と明らかにした。

尹大統領はバッハ会長に「韓国は夏季・冬季五輪とワールドカップを開催した国として、韓国国民が今回のことに驚き当惑した」と遺憾を表明した。続けて尹大統領はバッハ会長に「各種メディアとSNSを通じた今回の件に対する謝罪と、再発防止を求める」と話した。

これに対しバッハ会長は可能な改善措置をすべて取り再発防止に向け努力すると確認した。尹大統領は「残りの五輪日程が成功裏に進められ、真の世界人の祝祭になるよう望む」と話した。

文化体育観光部の張美蘭(チャン・ミラン)次官と大韓体育会の李起興(イ・ギフン)会長は28日にパリ市内でバッハ会長、エスタンゲ五輪組織委員長と4者会談を行い、IOCと組織委員会の公式謝罪を確認するとともに再発防止対策を話し合う予定だ。

文化体育観光部は27日の開会式が終わった後に資料を通じ「パリ五輪開会式で韓国選手団の入場時に国名を北朝鮮と紹介したことに対し遺憾を表明する」と明らかにした。長官・次官は現地でIOCのバッハ会長に面談を申し入れた。

韓国のオリンピック委員会に当たる大韓体育会も韓国選手団が誤って紹介されるとすぐに組織委員会に再発防止を要請した。

これと関連して韓国外交部もこの日「在韓フランス大使館と接触しパリ五輪開会式で韓国選手団が北朝鮮選手団と紹介されたことに対する遺憾を表明し再発防止措置を求めた」と明らかにした。