欧州委員長の続投、18日に採決 議会初招集、議長を選出へ

AI要約

EU欧州議会がフォンデアライエン欧州委員長の続投承認を巡る採決を18日に予定している。

議会議長選出や中道右派欧州人民党のメツォラ議長の再選などが進行中。

続投が承認されれば、ウクライナ支援など主要政策の継続性が期待されている。

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会(定数720)は6月の選挙を受け16日に本会議を初招集した。行政執行機関トップ、フォンデアライエン欧州委員長の続投の承認を巡る採決は18日に予定。16日は議会議長(任期2年半)を選出。最大会派の中道右派、欧州人民党(EPP)のメツォラ議長=マルタ出身=が再選を目指す。

 6月下旬のEU首脳会議で続投指名を受けたフォンデアライエン氏を支える親EU3会派は計401議席。しかし環境や経済政策で一枚岩ではなく、採決で実際に過半数を確保できるかが焦点。続投が承認されれば、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援など主要政策の継続性が保たれる。