父と娘、ハイキング中に死亡 熱波の米西部

AI要約

米国ユタ州で熱波の影響で親子2人を含む計3人がハイキング中に死亡する悲劇が発生。

気温37.8度の中2人は道に迷い水が尽き、救助隊が到着する前に死亡。

猛暑警報が発令される中、欧州連合気候監視ネットワークによると先月の世界的な気温は観測史上最も暑かった。

父と娘、ハイキング中に死亡 熱波の米西部

【AFP=時事】熱波に見舞われている米ユタ州で先週末、親子2人を含む3人がハイキング中に死亡した。国立公園局が明らかにした。

 現地当局によると、父親(52)と娘(23)は12日、キャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)で「道に迷い、水が尽きて」、死亡した。 当時の気温は37.8度で、救急隊が現場に到着した時には、2人とも死亡していた。

 13日には、スノーキャニオン公園(Snow Canyon Park)でもハイキングをしていた女性(30)の遺体が見つかったと現地警察が発表。脱水の危険性について市民に警告した。

 米西部は2週間前から激しい熱波に見舞われている。熱波は現在、東に移動している。

 米国立気象局(NWS) は15日、1億5000万人を対象に猛暑警報を発令していると明らかにした。

 ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)では7日、観測史上最高の48.9度を記録した。

 欧州連合(EU)の気候監視ネットワーク、コペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、先月は世界で観測史上最も暑い6月だった。【翻訳編集】 AFPBB News