「極めて悲しい日だ」 FRB議長、トランプ氏銃撃を批判

AI要約

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、トランプ前大統領が銃撃され負傷した事件について悲しみを表明し、政治的暴力を非難した。

パウエル氏とトランプ氏の関係が悪化していたことや、トランプ氏が再選された場合にパウエル氏の議長続投を望まない考えを示していたことが述べられた。

パウエル議長はトランプ氏が無事であったことを安心しており、首都ワシントンでのイベントで事件に触れた。

「極めて悲しい日だ」 FRB議長、トランプ氏銃撃を批判

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は15日、トランプ前大統領が銃撃され負傷した事件について「極めて悲しい日だ」と述べた。「政治的暴力は我々の社会に存在する余地はない。最も強い言葉で非難する」と批判。トランプ氏が無事だったことについて「深刻なけがでなくて良かった」と述べた。

 首都ワシントンで開かれたイベントの冒頭で、事件に言及した。

 トランプ氏は大統領任期中、パウエル氏にたびたび金融緩和を迫り、両者の関係は悪化した。11月の大統領選で再任された場合、2026年5月で議長任期が切れるパウエル氏を続投させない考えを示していた。【ワシントン大久保渉】