情報BOX:パウエル米FRB議長の発言要旨

AI要約

パウエル議長は、トランプ氏銃撃事件について悲しみを表明し、政治的暴力の存在を否定。経済は好調だが、インフレ減速が懸念されており、労働市場に脆弱性が見られる場合は対応する考えを示した。

過去数年間の経済の好調さについて言及し、第2四半期のインフレ動向が鈍化していることを確信しており、今後の決定はデータと見通しに基づいて行われると述べた。

特定の会合でのシグナル送信はしないとし、決定は各会合ごとに下されることを明言した。

情報BOX:パウエル米FRB議長の発言要旨

[15日 ロイター] - 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は15日、ワシントン経済クラブ主催の会合に参加した。発言内容は以下の通り。

*(トランプ氏銃撃事件について)米国にとり非常に悲しい日

*政治的暴力は米国に存在してはならない。トランプ氏の負傷が深刻でなかったことをありがたく思う

*経済はここ数年、際立って好調

*今年は景気が減速しインフレ面で引き続き進展することが予想されており、現在そうした状況となっている

*労働市場、パンデミック前ほどタイトではない

*第2・四半期のインフレ動向を示す3指標は、インフレ鈍化への確信強める内容

*インフレが鈍化したことを受け、二大責務双方に目を向ける

*労働市場に予想外の脆弱さが確認されれば、われわれは反応することになるだろう

*特定の会合についてシグナルを送るつもりはない

*会合ごとに決定を下す

*データと見通しに基づき決断を下す