バイデン氏、共和党大会の警備見直し指示 トランプ氏と「短いが良い会話」

AI要約

バイデン米大統領はトランプ前大統領の暗殺未遂事件を受けて警備を見直すよう指示した。

バイデン氏はトランプ氏との会話を通じて、トランプ氏の健康状態が良好であることを確認した。

暗殺未遂事件の状況についてハリス副大統領とシチュエーションルームで説明を受け、独立調査を指示した。

バイデン氏、共和党大会の警備見直し指示 トランプ氏と「短いが良い会話」

【ワシントン=坂本一之】バイデン米大統領(民主党)は14日、前日に起きたトランプ前大統領(共和党)の暗殺未遂事件を受けてホワイトハウスで演説し、トランプ氏が参加し中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで15日から開かれる共和党全国大会の警備を見直すよう指示したと述べた。13日夜のトランプ氏との会話について「短いが良い会話をした。元気に回復しており、心からうれしく思う」と語った。

バイデン氏は演説で、暗殺未遂事件の状況に関しホワイトハウス内のシチュエーションルーム(緊急対応室)でハリス副大統領と説明を受けたと述べた。

大統領警護隊(シークレットサービス)に対し、トランプ氏の「安全確保に必要なあらゆる措置」を講ずるよう指示し、11月の大統領選に向けて共和党が候補を正式指名する党全国大会の警備見直しも命じたと説明した。

また、事件を起こしたトーマス・クルックス容疑者(20)の動機に関しては「まだ何の情報もない」と指摘。暗殺未遂事件を正確に把握するための独立調査を指示したことを明かし、調査結果を公表する考えを示した。