米、中国海軍拡大に危機感 艦艇保有数に大差

AI要約

米議会調査局が中国海軍の戦闘艦艇拡大に関する危機感を示す報告書をまとめた。

報告書によると、中国海軍は2030年までに435隻の戦闘艦艇を保有し、米海軍との差を広げると予測されている。

中国の海軍力は脅威となり、台湾や南シナ海を巡る軍事的対応や米軍の影響力排除が狙いとされている。

 【ワシントン共同】米議会調査局は20日までに、中国海軍が保有する戦闘艦艇が2030年までに435隻に拡大し、米海軍との差が大きく開くとして危機感を示す報告書をまとめた。米海軍は今月12日時点で296隻を持つとしている。

 報告書は16日付。造船能力も中国が優位に立っていると懸念を表明。報告書によると、中国海軍は東アジアで最大の戦力を誇り、20年までに艦艇保有数で米海軍を上回った。西太平洋、インド洋、欧州周辺の海域での展開を増やしている。25年までに395隻、30年までに435隻に増加すると推定した。

 台湾や南シナ海を巡って軍事的に対応することや、西太平洋における米軍の影響力排除が中国の狙い。