ウクライナ、東部で苦戦 要衝周辺にロシア軍接近

AI要約

ウクライナ軍はポクロウシクでロシア軍との戦闘が激化し、困難な状況にあることを明らかにした。

ポクロウシクは重要な要衝であり、ロシア軍が周辺を制圧していることが懸念されている。

ウクライナ軍はロシア軍の戦力を引きはがすため、クルスク州への越境攻撃を続けている。

 【キーウ共同】ウクライナ軍は20日、東部ドネツク州の要衝ポクロウシクにロシア軍の部隊が接近し、戦闘が激化していると明らかにした。ゼレンスキー大統領は声明で「困難な状況だ」と指摘。ロシア国防省は周辺にある同州ニューヨークの制圧を発表しており、ウクライナ軍は一帯で防戦を強いられている。

 ポクロウシクは東部の防衛ラインを構成し、物資輸送の拠点となっている。米シンクタンク、戦争研究所は19日、ロシア軍がポクロウシクの南東約10キロの地点まで迫り、周辺で制圧地域を拡大していると分析した。

 ウクライナ軍は、ロシア軍の戦力をウクライナ東部から引きはがそうとロシア西部クルスク州への越境攻撃を続けている。