ロシア、反逆容疑で科学者を拘束 ウクライナの代理でサイバー攻撃

AI要約

ロシアの科学者が国家反逆罪の疑いで拘束され、ウクライナ軍にも送金し、DDoS攻撃を行っていたことが明らかになった。

拘束された科学者はロシア軍に関する情報も収集しており、自白しているとされる。

拘束された物理学者の身元が特定され、事件の詳細が明らかにされつつある。

ロシア、反逆容疑で科学者を拘束 ウクライナの代理でサイバー攻撃

[モスクワ 20日 ロイター] - ロシア連邦保安局(FSB)は20日、国家反逆罪の疑いでモスクワの科学者を拘束したと発表した。ウクライナ当局に代わり、重要インフラに対して分散型サービス妨害(DDoS)攻撃を行ったという。

当局によると、この科学者はウクライナ軍にも送金しており、ロシア軍に関する情報も収集しており、自白しているという。名前は明らかにしていない。

ロシアメディアは、科学者拘束の場面とされる映像を報じた。周囲には雪が積もっており、逮捕が少し前であった可能性を示唆している。

ロシアの政治を扱うテレグラム・チャンネル「オストロジノ・ノーボスチ」は、拘束されたのは物理学者のアルチョム・ホロシロフ氏と特定した。国営ロシア通信(RIA)は先に、同氏が2023年12月、DDoS攻撃を仕掛けた疑いで逮捕されたと報じていた。

ロイターは独自に事実関係を確認できていない。