「トランプ氏の強さ示すもの」銃撃直後のトランプ前大統領とアメリカ国旗の写真SNSで拡散 大統領選の動向にも影響か

AI要約

トランプ氏が銃撃を受けたことで大統領選への影響が必至となり、その強さを示す写真がSNSで拡散される。

両党派が暴力を非難し、バイデン陣営はトランプ氏を批判する広告を一時取りやめる方針に。

一部の共和党支持者が暴力事件を政治的に利用し、アメリカ社会の分断が深まる懸念が広がっている。

「トランプ氏の強さ示すもの」銃撃直後のトランプ前大統領とアメリカ国旗の写真SNSで拡散 大統領選の動向にも影響か

今回の銃撃事件は大統領選の動向にも影響を与えることは必至です。

トランプ氏が銃撃を受けた直後に耳から血を流しながら立ち上がり、右のこぶしを突き上げてアメリカ国旗と一緒に写る写真は「トランプ氏の強さを示すものだ」などとして共和党の支持者らによってSNSに多数投稿され、拡散されました。

複数のアメリカメディアは、トランプ氏の求心力を高め、選挙活動を勢いづけることにつながると分析しています。

また、今回の事件に対しては民主党・共和党の党派を問わず「暴力は許されない」と非難する声があがっています。

複数のアメリカメディアによりますと、バイデン陣営は今回の事件を受けて大統領選挙に向けたトランプ氏を批判するテレビCMなどを一時、取りやめる方針です。

一方で、トランプ前大統領の副大統領候補に取りざたされているバンス上院議員は「バイデン陣営がトランプ氏を権威主義的なファシストだと位置づけたことが暗殺未遂につながった」とSNSに投稿しました。

一部の共和党支持者らからは民主党やバイデン政権に事件の責任を負わせるような主張も出ていて、アメリカメディアからは事件をきっかけにアメリカ社会の政治的な分断がさらに加速することを懸念する声があがっています。