バイデン氏“名前言い間違い”連発…高まる撤退論 トランプ氏が反応「よくやった」

AI要約

アメリカ大統領選挙からの撤退を求められるバイデン大統領が、名前の言い間違いを犯してしまい、議論が広がっている。

NATO首脳会議でのバイデン大統領のウクライナ大統領とのやり取りや、記者会見での軽率な発言が注目を集めている。

アメリカ国内ではバイデン大統領に対する批判が高まっており、撤退圧力も増している。

バイデン氏“名前言い間違い”連発…高まる撤退論 トランプ氏が反応「よくやった」

 アメリカ大統領選挙からの撤退を求める声が強まるなか、バイデン大統領(81)が名前の言い間違いを連発し、波紋がさらに広がっています。

 NATO首脳会議の最終日、各国の首脳が並ぶなか、壇上に上がったアメリカのバイデン大統領。隣にいるウクライナのゼレンスキー大統領を紹介しようとしますが…。

バイデン大統領

「決断力と勇気を兼ね備えたウクライナの大統領にこの場を渡しましょう。プーチン大統領です。プーチン大統領?プーチン大統領を倒すゼレンスキー大統領です。プーチン打倒に集中しすぎてしまった」

 なんと「ゼレンスキー大統領」を、ロシアの「プーチン大統領」と言い間違えたのです。

 バイデン大統領の間違いにゼレンスキー大統領も思わずこの表情。

ゼレンスキー大統領

「私の方が上です」

バイデン大統領

「ずっと上だよ」

 すぐに言い間違いに気付き、訂正したバイデン大統領。しかし、高齢不安が高まっているなかでの、この言い間違いはアメリカメディアで一斉に報道されました。

 そして、2時間後に行われた記者会見。記者からは先ほどの言い間違いに関する質問が飛びます。

 およそ1時間にわたった会見では、大統領選での進退に関する質問が相次ぎましたが、バイデン大統領は撤退を否定しました。

バイデン大統領

「私が大統領選に出馬するのに最もふさわしい。私は一度トランプ氏を打ち負かし、再び打ち負かすだろう」

 ところが、またしても信じがたい言い間違いが…。

記者

「ハリス副大統領が大統領候補になった場合、トランプ氏との勝負で何か懸念はありますか?」

バイデン大統領

「彼女に大統領になる資格がないと考えていたら、私はトランプ副大統領を副大統領には選ばなかっただろう」

 記者から腹心のカマラ・ハリス副大統領について問われたバイデン大統領は、ハリス副大統領をトランプ氏と言い間違える痛恨のミス。これにすぐさま、トランプ氏がSNSで反応しました。

トランプ氏のSNS

「よくやった、ジョー」

 バイデン大統領の言い間違いを受けて、民主党内で高まる「撤退圧力」。

“現状バイデン氏支持”

民主党 ブルメンタル上院議員

「今夜は重要です。あの会見がターニングポイントになる可能性がある」

 アメリカメディアの世論調査によりますと、大統領選からバイデン氏が「撤退すべきだ」と回答した人は67%に達しているということです。

(「グッド!モーニング」2024年7月13日放送分より)