米大統領、襲撃の歴史 過去に4人暗殺、いずれも銃撃
米国の大統領襲撃事件の歴史と暗殺された4人の大統領の概要。
暗殺された大統領と暗殺未遂事件についての詳細。
大統領候補の悲劇も含めた米国の政治家への暗殺事件について。
【ワシントン時事】米国ではこれまでも大統領襲撃事件が起きてきた。
殺害された大統領は4人で、いずれも銃が使われた。現時点で最後の暗殺は1963年だが、その後も未遂事件が発生している。
初めて暗殺されたのはリンカーン。南北戦争を勝利に導いた直後の1865年4月、ワシントンの劇場で観劇中に撃たれた。犯人は南部連合の支持者だった。
1881年には、ガーフィールドがワシントンの鉄道駅で狙撃された。3人目はマッキンリーで、1901年に博覧会会場で無政府主義者に命を奪われた。
63年にはケネディが南部テキサス州ダラスでパレード中に銃撃され、死亡した。テレビ中継されたこともあり、多くの米国人が今も事件を記憶にとどめている。
暗殺未遂では、1912年に大統領を退任したセオドア・ルーズベルトが、81年には在職中のレーガンが銃撃を受けた。ただ、いずれも一命を取り留めた。
大統領候補の悲劇もある。68年にケネディ氏の実弟ロバート・ケネディ元司法長官が民主党予備選の最中に、西部カリフォルニア州で撃たれて死亡した。