イスラエル軍、ベイルート郊外空爆 死者情報も ヒズボラ幹部標的か
イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートを空爆し、ヒズボラ幹部が狙われた可能性があるとされる。
ヒズボラもイスラエル北部にロケット弾を発射し、両者の攻撃が激化している。
イスラエルは遠隔操作でヒズボラの通信機器を爆発させ、ヒズボラの報復も含めて攻撃が続いている。
イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルート郊外を空爆したと発表した。ロイター通信などによると、イスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部を狙ったとみられる。この空爆で死者が出たとの報道もある。
これに先立ち、イスラエルメディアは20日、ヒズボラのロケット弾約150発がイスラエル北部に発射されたと伝えていた。双方による攻撃の応酬が激しくなっている。
イスラエルは17、18日にヒズボラの戦闘員らが持っていた通信機器を遠隔操作で爆発させ、3000人以上を死傷させたとみられている。
ヒズボラの最高指導者ナスララ師は19日、一連の爆発はイスラエルによるものだとして、報復を宣言。イスラエル軍は報復に先んじて、19日夜にもヒズボラのロケット弾発射基地約100カ所を空爆している。【金寿英】