バイデン氏、大統領選からの撤退を改めて否定

AI要約

ジョー・バイデン大統領が大統領選からの撤退を否定。

支持者集会で強気な姿勢を見せ、選挙戦を続行する意向を表明。

しかし、失言や誤解が続き、撤退論が広がっている状況。

バイデン氏、大統領選からの撤退を改めて否定

【AFP=時事】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(81)は12日、大統領選からの撤退を改めて否定した。

 バイデン氏は、ミシガン州デトロイト(Detroit)で支持者集会に出席。「最近、多くの臆測が飛び交っている。バイデンはどうするのか、大統領選にとどまるのか、それとも撤退するのか?」と問い掛けると、「やめるな!」とチャントが起きた。

 バイデン氏は「これが私の答えだ。私は選挙戦を続け、われわれが勝利する! それを変えるつもりはない」と明言した。

 バイデン氏は11日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での記者会見で強気な姿勢を見せたが、撤退論は広がり続けている。

 バイデン氏をめぐっては、6月27日の大統領選討論会での不振を受け、年齢と認知機能に対する懸念が高まり、これまでに民主党議員19人が大統領選からの撤退を求めている。

 11日に行った8か月ぶりの単独記者会見では、自身が大統領に「最も適任」だとアピールした。この会見は米国で2420万人が視聴した。討論会の視聴者の約半数が見たことになる。

 しかし、同会見でカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領をドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領と言い間違え、同日に行われたNATO首脳会議関連の会合でも、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領をロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と間違えて紹介するなど、失言を連発した。

 デトロイトの集会では、報道陣をしばしばやり玉に挙げるトランプ氏の集会をほうふつとさせるように、自身の失態の払拭(ふっしょく)に努めたバイデン氏が「私が時々名前を間違えるから(メディアに)たたかれている」と述べると、ブーイングが起きる場面もあった。【翻訳編集】 AFPBB News