北朝鮮の核攻撃時は核で対応報復…韓米首脳、文書化追認(2)

AI要約

尹大統領は、欧州とインド太平洋地域の安全保障についてロシアと北朝鮮の軍事協力を批判し、韓国とNATO間の軍事協力強化を発表した。

尹大統領は、NATO事務総長や各国首脳との会談を通じて、ウクライナ支援や国連安保理決議違反に対する懸念を表明し、国際社会の協力を訴えた。

韓独首脳会議では、ドイツの国連軍司令部加入を歓迎する発言が行われ、国際的な安全保障における連携強化が図られた。

尹大統領は会議で「欧州とインド太平洋地域の安全保障を同時に脅かす朝ロ軍事協力の徹底した遮断が必要だ」とし「ロシアと北朝鮮の軍事協力は国連安保理常任理事国であるロシア自らが国連体制の根幹を傷つけること」と批判した。韓国とNATO間の軍事協力強化および情報共有も発表された。特に両側はウクライナで使われる北朝鮮制武器に関する情報交流を活性化することにした。両側はロシアと北朝鮮が「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結して軍事・経済協力を強化したことに対して強い懸念を示した。また国連安保理決議を明らかに違反している朝ロ軍事協力は欧州大西洋とインド太平洋地域の平和と安定に対する深刻な脅威で、国際社会が一丸となって対応しなければならないということで意見を一致させた。

尹大統領はこの日、NATOストルテンベルグ事務総長とウクライナ支援についても論議した。前日、日本・ドイツを含む7カ国首脳と二国間会談を行ったことに続き、ノルウェーおよび英国との二国間会談も継続した。5月の韓日中首脳会議以降、2カ月ぶりに再会した尹大統領と岸田文雄首相は「再開できて本当にうれしい」(尹大統領)、「「ソウルで会った記憶がまだ鮮明だ」(岸田首相)と話しながら笑顔で挨拶を交わした。両国首脳は国連安保理決議を違反した朝ロの包括的戦略パートナーシップ条約の締結などの軍事協力に懸念を表わし、協力して対応していくことにした。尹大統領は「最近の朝ロ密着は東アジアはもちろんグローバル安保に深刻な懸念をもたらしている」とし「韓米日のキャンプデービッド協力がどれほど重要なものだったかを示している」と強調した。

韓独首脳会議ではドイツの国連司令部加入を歓迎する挨拶が行き来した。尹大統領はショルツ首相に「ドイツの国連軍司令部加入申請を歓迎する」とし「今後関連する手続きが早期に完了し次第、ドイツが国連軍司令部加盟国として必要な役割を果たすよう期待している」と話した。ドイツは2019年国連軍司令部への加入を希望したが、文在寅(ムン・ジェイン)政府が拒んだ。当時終戦宣言を推進する過程で、韓半島有事時に韓米連合司令部を支援する国連軍司令部を拡大することに対して具合が悪かったのではないかとの解釈が多かった。続いて尹大統領は金建希(キム・ゴンヒ)夫人とともにバイデン大統領夫妻が主宰したNATO首脳会議の親交夕食会に出席した。