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日韓首脳が米ワシントンで会談 ロシアと北朝鮮の接近「深刻に憂慮」
岸田首相と尹大統領がNATOとの連携強化を確認し、日米韓の連携必要性を認識。
日韓はロシアと北朝鮮の軍事協力に危機感。首相がロ朝首脳会談の影響を憂慮。
日韓はNATO首脳会議に参加し、豪州、ニュージーランドなどのパートナー国も招待。
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北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するため米ワシントンを訪問中の岸田文雄首相は10日午後(日本時間11日午前)、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と会談した。両首脳はNATOとの連携を深めることで一致。ロシアと北朝鮮が6月に軍事協力に関する新条約を結んだことを受けて、日米韓の連携を強化する必要性も確認したという。
両首脳の会談は、ソウルで開かれた5月以来。約35分間の会談冒頭、首相は「戦略的な問題意識を土台に、緊密に連携することは意義深い」と発言。韓国側の発表によると、尹氏も「協力の成果を積み重ねており、うれしく思う」と述べた。
日韓にとって、ロ朝の軍事的な連携強化が新たな懸案になりつつある。首相は会談で、「ロ朝首脳会談の結果は、わが国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点から深刻に憂慮すべきものだ」と強調した。
NATO首脳会議は、日韓のほか豪州、ニュージーランドなどをパートナー国として招待。11日にパートナー国を含む会合が開かれる予定だ。(ワシントン=笹川翔平)