中国主席、中央アジア歴訪へ 国際会議でプーチン氏と会談

AI要約

習近平国家主席が中央アジアのカザフスタンとタジキスタンを訪問することが発表された。

習主席は中ロ主導の上海協力機構(SCO)首脳会議に出席し、ロシアのプーチン大統領と会談する予定。

中国は米国に対抗するため、ロシアとの友好関係を重視しており、習主席は新興・途上国の結束を呼び掛ける予定。

 【北京時事】中国外務省は30日、習近平国家主席が7月2~6日の日程で中央アジアのカザフスタンとタジキスタンを訪問すると発表した。

 カザフの首都アスタナで3、4両日に開催される中ロ主導の上海協力機構(SCO)首脳会議に出席し、ロシアのプーチン大統領と会談する見通し。

 中ロ首脳の会談は、プーチン氏が訪中した5月以来。中国は米国への対抗上、ウクライナ侵攻を続けるロシアとの友好関係を維持しており、会談では両国の「蜜月」ぶりを改めてアピールするとみられる。

 習政権は、米欧主導の既存の国際秩序を揺さぶる枠組みとして、新興国が中心となったSCOなどとの関係を重視している。習氏は歴訪中、カザフのトカエフ大統領ら複数の首脳と会談し、新興・途上国「グローバルサウス」の結束を呼び掛ける見通しだ。