中国、新興・途上国と連携強化へ 習氏、米主導の国際秩序に対抗
AI要約
中国の習近平国家主席が外交基本原則「平和共存5原則」発表70年の記念大会で演説。新興・途上国との連携強化を強調し、米国主導の国際秩序に対抗。
平和共存5原則は弱小国の利益を守り、帝国主義や覇権主義に反対することを重視。中国は力を合わせて平等で秩序ある世界を推進してきたと訴えた。
習氏は「腕力のあるものの言いなりになってはいけない」と述べ、米国に対抗する姿勢を示した。
【北京共同】中国の習近平国家主席は28日、北京の人民大会堂で開かれた外交基本原則「平和共存5原則」発表70年の記念大会で演説した。新興・途上国「グローバルサウス」との連携強化の姿勢を鮮明にし、平和維持や経済発展に貢献できると主張。米国主導の国際秩序に対抗する形で「中国は各国と力を合わせ、平等で秩序ある世界を推進してきた」と訴えた。
大会にはブラジルやエジプトなど各国の要人らが参加。習氏は平和共存5原則は「弱小国の利益と訴えを守り、帝国主義や覇権主義に反対」することが出発点になっていると強調。米国を念頭に「腕力のあるものの言いなりになってはいけない」と持論を展開した。
