対中半導体規制、強化要請へ AI向け、日本・オランダに 米

AI要約

米国が日本とオランダに対し、AIに使われる高性能半導体に関する対中規制を強化するよう要請すると報じられている。

政府高官が両国に派遣され、中国企業が購入した半導体製造装置へのメンテナンス対応などを制限する可能性がある。

対象となる企業は東京エレクトロンとASMLで、彼らはHBMの生産に必要な製造装置を開発・販売している。

 【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は18日、米国が日本とオランダに対し、人工知能(AI)に使われる高性能半導体に関する対中規制を強化するよう要請すると報じた。

 近く政府高官を両国に派遣し、協議する。中国企業が購入した半導体製造装置へのメンテナンス対応などを制限するよう求める可能性があるという。関係者の話として伝えた。

 報道によると、米国が念頭に置いているのは半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンと、オランダのASML。両社は、高速でデータを転送でき、AIに欠かせない高性能半導体「広帯域幅メモリー(HBM)」の生産に必要な製造装置を開発・販売している。