シークレット・サービス長官、暗殺未遂の責任は「私が負う」

AI要約

トランプ前大統領の暗殺未遂事件でシークレット・サービス長官が責任を認め、警護態勢の見直しを表明。

チートル長官はトランプ氏の身を案じる一方、シークレット・サービスの改善策を示唆。

下院監視委員会がチートル長官に文書の提出を要求するなど、事件の調査が進行中。

シークレット・サービス長官、暗殺未遂の責任は「私が負う」

(CNN) トランプ前米大統領の暗殺未遂事件について、シークレット・サービス(大統領警護隊)のチートル長官は15日、責任は自身が負うと述べた。

事件を受けてシークレット・サービスの警護態勢を疑問視する声が上がるなか、米ABCニュースとのインタビューで「元大統領の警護はシークレット・サービスの仕事」「最終的な責任は私が負う。私がシークレット・サービスの長官だ」と言明。そのうえで、今後も長官職にとどまる意向を示した。

銃撃については「容認できない」「決して起きてはならなかったこと」と断じ、知らせを聞いて「まず衝撃を受け、続いて当然ながらトランプ氏の身を案じた」と振り返った。

これに先立ち、チートル氏は15日、事件に関する初の公的なコメントで、シークレット・サービスはバイデン大統領が指示した調査に全面参加し、議会の監督行為に協力すると表明していた。

チートル氏は2022年、バイデン氏に任命された。

中西部ウィスコンシン州で15日から始まった共和党全国大会の警備計画には「信頼」を表明し、事件後にトランプ氏の警護態勢に修正を加えたことを明らかにした。

事件を調査している下院監視委員会の共和党議員らはチートル氏に対して、新たに一連の文書を提出し、事件の起きた集会に関する文書や通信内容をすべて保管するよう求める書簡を送った。