男子バレー浜松修学舎が初優勝…赤堀悠人が最多23得点…静岡県高校総体

AI要約

男子バレーの静岡県高校総体決勝で、浜松修学舎が静清を2-1で破り初優勝。女子は富士見が三島南に2-1で勝利し6連覇を達成。両校とも全国大会出場を果たす。

浜松修学舎のアウトサイドヒッター赤堀悠人は努力の成果を示し、静清を破る。若杉宙のトスワークも評価された。

富士見の福元さやかは重圧を感じながらも勝利し、全国大会での目標を掲げる。静岡県のバレー界に新たな風を吹かせる意欲がみられる。

男子バレー浜松修学舎が初優勝…赤堀悠人が最多23得点…静岡県高校総体

◆バレー◇静岡県高校総体 ▽男子決勝 浜松修学舎2-1静清(26日・このはなアリーナ)

 決勝が行われ、男子は昨年度の春高バレーで8強の浜松修学舎が初優勝。2月の県新人戦決勝で敗れた静清に2―1で雪辱した。女子は富士見が三島南を2―1で下し6連覇。男女とも優勝校は全国大会(7月開幕、大分)、1~3位は東海総体(31日開幕、三重)に出場する。

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 首にかかるメダルを見て、ニンマリと笑う浜松修学舎。両軍最多23得点のアウトサイドヒッター赤堀悠人(2年)は「前回、ダメだった自分たちのサーブ、ブロックを修正してきた」。努力を実らせ接戦を制し、因縁の静清を撃破した。

 両校とも県総体初Vがかかった一戦。第1セットから全力だった。5連続得点でリード。そのうち3点を赤堀が強烈なスパイクで決めた。アタックでも両軍最多の21得点だった2年エースはセッターの若杉宙(そら、2年)に感謝した。付属中3年時、一緒に全中で優勝した経験を持つ。「宙が自分が打ちやすいところに持ってきてくれたので、応えるだけでした」。U―15日本代表に選出された若杉の意表を突くトスワークがさく裂した。

全国4強目標 初出場だった1月の春高バレーは8強入り。森貴明監督(66)には「総体で8強以上行かないと、8強止まりと印象を持たれるぞ」と発破をかけられた。赤堀は「一皮むけて4強までいきたい」と、再び全国の舞台で校名をとどろかせることを誓った。

 〇…女子・富士見が優勝を決めると同時に、エース福元さやか(3年)は崩れ落ちた。三島南に第2セットを奪われたが粘り勝ち。両チーム最多28得点とフル稼働したアタッカーは「先輩がつないできた連覇が途切れてしまう。重圧があった」と安どの表情。22年の県新人、総体、選手権から続く女王の座を守りきった。全国の大舞台での目標は、昨年の同校最高成績である8強超え。先輩たちと違って上背はないが、スパイクやレシーブを強化してきた。「全国で静岡は弱いと思われている。強いと思わせたい」と意欲。