【五輪柔道】リネールを蹴り倒した暴挙男に処分決定!東京大会でも蹴りの”問題児”ぶり

AI要約

男子100kg超級の柔道準々決勝で暴挙があった。勝利したテディ・リネールに対し、敗者のグラム・トゥシシビリが不正行為を働き、反則負けになった。

トゥシシビリは過去にも同様の行為があり、国際柔道連盟によって今後の出場が禁止された。

出場停止の決定が下されたことで、再びこのような問題が繰り返されないことを願う。

【五輪柔道】リネールを蹴り倒した暴挙男に処分決定!東京大会でも蹴りの”問題児”ぶり

 パリ五輪柔道で2日、男子100kg超級の準々決勝で3度目の金を目指すテディ・リネール(フランス)が東京五輪銀のグラム・トゥシシビリ(ジョージア)に一本勝ちを収めたが、なんとトゥシシビリが倒された状態からリネールのボディを蹴り上げ倒し、さらに立ちあがろうとしたリネールにヒザで突き飛ばすなど暴挙に!

 この行為にトゥシシビリは反則負けに。さらに国際柔道連盟はトゥシシビリの当面の国際大会の出場を禁止した。

 編集部が調べると、19年の世界選手権(東京・日本武道館)でも倒れた相手選手の頭部に蹴りを入れる仕草を見せ、問題になっていたことも分かった。

 リネールは、返し技でトゥシシビリを投げ一本!それに納得がいかないのか、トゥシシビリは下になりながらリネールの両方の踵を持ち、ボディへ蹴り上げると、リネールは後方に倒れた。これは柔術でも使われる草刈りという技にも見える。

 トゥシシビリは倒れたリネールを覗き込み何やら暴言を吐いている様子で、別動画ではリネールの顔にビンタしているように見える。そこでリネールがが立ち上がろうとすると、さらにヒザで突き飛ばされ倒されるリネール。リネールは納得いかず両手を広げ”Why” とポーズを作ると、審判が仲裁に入り最後は握手となった。

 国際柔道連盟はこの事態を重く見て直ちに懲罰委員会を招集し以下を決定した。(国際柔道連盟公式ページより)

・グラム・トゥシシビリは(今大会)の個人戦出場停止となり、敗者復活戦の出場は認められない。

・8月3日に開催の(五輪柔道)団体戦への出場を停止。

・グラム・トゥシシビリは、IJFが最終決定を下すまで、いかなる国際柔道大会への出場も停止される。

・何が起こったのかを明らかにするため、さらなる調査が行われる。

 東京の世界選手権では蹴りのフォームを見せたが、ここまであからさまではなく、出場停止とはならなかったが、今回はどうだろうか。再びこのようなことが繰り返されないように祈りたい。