【バレー】5得点で途中交代の石川祐希「全く託してもらえなかった」8強進出も猛省

AI要約

バレーボール男子日本代表が、52年ぶりの金メダル獲得へ第1関門突破

決勝トーナメント進出が確定し、大塚達宣の活躍で第3セットを奪取

石川祐希主将はプレー反省し、準々決勝への一発勝負に備える

【バレー】5得点で途中交代の石川祐希「全く託してもらえなかった」8強進出も猛省

<パリオリンピック(五輪):バレーボール・日本1-3アメリカ>◇2日◇男子1次リーグC組◇パリ南アリーナ

 バレーボール男子日本代表が、72年ミュンヘン大会以来52年ぶりの金メダル獲得へ、第1関門を突破した。セットカウント0-2で迎えた第3セットを奪い、決勝トーナメント(T)に進む全体8位以内に入ることが確定した。

 試合は1-3で敗れ1勝2敗のC組3位となったが、日本はこの試合で1セットを奪った時点で勝敗、他の組の結果によらず、各組3位になった3チームの中で上位2チームに入ることが決まる状況だった。

 第1、2セット(S)のを落として迎えた第3S。このセットを落とし、ストレート負けを喫した場合は、決勝T進出が他組の結果次第となったがチームは奮起。エース石川祐希主将に替えてオールラウンダーの大塚達宣をセット頭から起用し、流れを変えた。西田のバックアタック、山内のブロック、高橋藍のドロップショット、さらに大塚のアタックと攻め手を緩めず、16-9と大量リード。そのままの勢いでこのセットを奪取し、決勝T進出を決めた。

 石川は試合後、コート外から見守った第3セットについて「非常にみんなが割り切っていた」と仲間に感謝した。その上で5得点にとどまった自身について「非常にプレーが悪かった。託してもらえるところで全く託してもらえなかった」と猛省。「次からはそういう球がもらえるような準備をしていきたい」と引き締めた。

 準々決勝の相手は未定。ここからは負けたら終わりの一発勝負が始まる。「しっかり勝ちきる準備をして臨みたい」と切り替えていた。

 1次リーグは1勝2敗で終了。金メダル奪取へ、決勝Tで巻き返しを図る。