無双モードの大谷翔平、3戦連続本塁打&盗塁なるか 残り8戦、大谷シャツ配布デー「1番DH」

AI要約

大谷翔平が過去2試合で驚異的な活躍を見せ、本拠地ロッキーズ戦でも注目されている。

ドジャースはプレーオフ進出を確定させ、地区優勝を目指しているが、まだ気の抜けない状況だ。

大谷はMVP候補に浮上し、チーム内で数々の記録を更新している。

無双モードの大谷翔平、3戦連続本塁打&盗塁なるか 残り8戦、大谷シャツ配布デー「1番DH」

◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日午前10時10分開始予定)、本拠地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。直近2試合は4本塁打を放つなど、10打数9安打12打点、3盗塁。「52本塁打&52盗塁」としているが、残り8試合でどこまで成績を伸ばせるかに注目だ。

 19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦は歴史に残る大活躍。試合前は「48発&49盗塁」だったが、自己最多を更新する3本塁打、6安打、10打点の大暴れ。2盗塁も決めた。チームは20―4で大勝して、12年連続となるプレーオフ進出も決定。試合後にはグラスに入ったシャンパンで乾杯して控えめに喜びを分かち合った。さらにロサンゼルスに戻った20日(同21日)のロッキーズ戦でも3打席目に中堅へ52号2ランを放つなど4打数3安打2打点で52個目の盗塁となる二盗も決めて「52―52」となった。

 ロッキーズの先発はクワントリル。22年には15勝を挙げたこともある右腕は今季、27試合に登板して8勝10敗、防御率4・68の成績を残している。大谷はこれまで本塁打こそないが、12打数4安打の打率3割3分3厘。今季は6月に2度対戦し、17日(同18日)には3打数2安打1打点だった。

 すでにプレーオフ進出は決まったドジャースだが、地区優勝へ向けては2位パドレスと4ゲーム差で、マジックは「5」。24日(同25日)からは直接対決3連戦が控え、この日負けてパドレスが勝つとマジックが消滅するなど気の抜ける状況ではない。大谷も前日の試合後には「地区首位で行くんだっていう気持ちはみんな持ってると思いますし、この後直接対決控えてますけど、その前に明日、明後日とあるので、そこをしっかりめまず勝てるように頑張りたいなと思います」と話していた。

 この日はレギュラーシーズンで今季最後となる本拠地での土曜日の試合。来場者には大谷Tシャツが配布される一戦とあって、試合開始5時間以上前から球場外には行列が出来ていた。大谷&デコピンボブルヘッド人形が配布されて愛犬のデコピンが始球式を行った8月28日(同29日)の本拠地・オリオールズ戦でも先頭打者本塁打を放っており、主役の活躍に注目が集まっている。

 大谷は前日終了時点でここまでチーム154試合中、チーム最多の151試合に出場。603打数179安打(リーグ2位)で打率2割9分7厘(同4位)、52本塁打(同1位)、122打点(同1位)、52盗塁(同2位)、OPS1・013(同1位)をマークして、DH専任では初となるMVP候補筆頭に名前が挙がっている。