清水大成、初日に続き1日2イーグル 5月以来の最終日を首位で迎え、平田憲聖との再戦に「安定して強い選手」【男子ゴルフ】

AI要約

清水大成が通算20アンダーで首位に立つ

平田憲聖が2打差の2位で追う

坂本雄介が3位に上がり、初めて最終日最終組入り

清水大成、初日に続き1日2イーグル 5月以来の最終日を首位で迎え、平田憲聖との再戦に「安定して強い選手」【男子ゴルフ】

◇21日 男子ゴルフ パナソニック・オープン第3日(神戸市、有馬ロイヤルGC)

 ツアー初Vが待たれる清水大成(25)=ロピア=が、初日に続く2イーグルなどで64と大きく伸ばし、ただ1人通算20アンダーの大台に乗せて首位に立った。今季3勝で賞金ランク1位、初めて地元・関西での優勝を目指す平田憲聖(23)=エレコム=が、2打差の2位で追う。初の賞金シード入りがかかる坂本雄介(26)=jiworks=も64、通算17アンダーの3位に上がり、初めて最終日最終組に入った。

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 初優勝に最も近い男と言われる清水が、初日に続いてまたも1日2イーグルを記録した。しかも、今回は12番パー4と、わずか3ホール後の15番パー5で取る離れ業。初日は4番パー3でホールインワンを決めており、パー3~5を制する”サイクルイーグル”達成だ。

 12番は残り120ヤードから56度のウエッジ打ち、ボールはワンバウンドしてカップへ。「完ぺきに打てたなと思って見ていたら、入った」という。15番は244ヤードを4番アイアンで80センチにつけ、大歓声を浴びた。ほかにも「今週から構えを変えた」というパッティングで5バーディーを奪い、「ショットがチャンスにつかないと思っていたが、不思議とスコアが伸びた。そういう日もあるよな、という感じです」と平然。

 最終日を首位で迎えるのは、5月の関西オープン以来(優勝は幡地隆寛)。このとき、最終組を一緒に回った平田憲聖と、同じ関西で4カ月ぶりに再戦する。「憲聖は安定して強い選手。パットがうまいし、ティーショットが曲がらないし、ピンチでもボギーを打たない」と、最大級の賛辞を贈る。関西を本拠とする平田には、大声援も予想される。平田に逆転を許せば、賞金王争いで独走の気配も漂う。

 秋に米下部ツアー予選会(2次)挑戦を目指す清水は、受検資格を得るために、今週か次週のどちらかで優勝して賞金ランクを5位以内に上げる必要がある。来季に向けても勝負の最終日だ。