阿久津未来也「普段は澄ましてるんですけど(笑い)」 派手なガッツポーズで自身を鼓舞 66で一気に浮上

AI要約

プロ9年目の阿久津未来也が8バーディー、2ボギーの66をマークし、通算13アンダーで暫定首位に浮上。

この日は珍しく派手なガッツポーズを見せ、バーディーを重ねて力強くプレー。

阿久津は悔しさをバネにして、兵庫県との縁を感じながらツアー初優勝に挑む意気込み。

 ◇男子ゴルフツアー パナソニック・オープン第2日(2024年9月20日 兵庫県 有馬ロイヤルGC=7100ヤード、パー72)

 プロ9年目の阿久津未来也(29=フリー)が8バーディー、2ボギーの66をマークし、通算13アンダーで暫定首位に浮上した。

 いつも淡々とした阿久津が、この日は珍しく派手なガッツポーズで自身を鼓舞した。2番から3連続バーディーで勢いに乗ると、前半は5つスコアを伸ばしてターン。最終18番も2メートルのバーディーパットを沈めて力強く拳を握った。

 「普段はすみません澄ましてるんですけど(笑い)バーディー取って自分の中で鼓舞するためにもちょっとガッツポーズしてみたりとか、気持ちを出していこうというのはトライしてみてる。明日、明後日もっとそれは今週出していきたい」

 8月の横浜ミナトチャンピオンシップでは単独首位で最終日を迎えるも2位。69で回ったが、ツアー初優勝には3打届かなかった。悔しさは残るが「勝ちたいじゃなくて、勝たなきゃいけない」と必死で前を向く。

 兵庫県とは何かと縁がある。16年に鳴尾GCで行われた日本学生で優勝。22年にはよみうりCCでの関西オープンで初日に63を叩き出した。思い返せば、いい思い出ばかりで「兵庫のゴルフ場には絶対に縁があるなと思っている」とほほ笑む。現在は兵庫県在住で、今大会の開催コースは自宅から車で約30分の距離。「第二の故郷」でツアー初優勝となれば最高のシナリオになる。