【女子相撲】阿部ななさん悲願の“世界一”に!幼い頃からの夢実現へ強豪校進学…厳しい稽古に耐え去年のリベンジ果たす

AI要約

新潟県立海洋高校出身の大の里関が大相撲秋場所で強さを見せる中、新発田市出身の阿部ななさんが女子相撲で世界一に輝いたエピソード。

ななさんは幼少期から夢である世界一を目指し、厳しいトレーニングを積み重ねてきた。高校ではさらに強化トレーニングを続け、世界大会で悲願の金メダルを獲得した。

帰国後、ななさんは多くの応援者に感謝を伝え、「世界大会連覇」を次なる目標に掲げ、2025年の大会に向けて稽古を続けている。

【女子相撲】阿部ななさん悲願の“世界一”に!幼い頃からの夢実現へ強豪校進学…厳しい稽古に耐え去年のリベンジ果たす

大相撲秋場所で新潟県立海洋高校出身の大の里関が強さを見せる中、女子相撲で世界一に輝いた選手がいる。新発田市出身で石川県の相撲の強豪校に通う阿部ななさんだ。9月に開かれた相撲の世界大会で悲願の世界一に輝いたななさんが歩んできた道のりとは…

9月、ポーランドで開かれた世界ジュニア相撲選手権大会。

2023年に続き、女子重量級の初戦に姿を見せたのは新発田市出身の阿部ななさんだ。

ブラジルの選手を押し倒し、わずか3秒で初戦を突破した。続く2回戦はハンガリーの選手を相手に電車道で圧倒。

危なげなく勝利し、決勝進出を決めたななさんには、幼い頃から変わらずに持ち続けた「世界一になる」という夢があった。

ななさんは幼い頃から地元の加治川相撲教室で稽古に励むだけでなく、自宅の庭につくった土俵で家族と共に家でも厳しいトレーニングを積んできた。

そして2023年、夢の世界一を目指し、初めて出場した世界大会では、土俵際で踏ん張るも体格で勝るドイツの選手にあと一歩及ばなかった。

決勝戦の直後には「もっと強くなって頑張りたい」と悔しさをにじませたななさん。

その思いを行動に移し、2024年、中学校を卒業すると親元を離れ、石川県の相撲の強豪校・金沢学院大学附属高校に進学することを決断。

厳しい稽古に汗を流し、主に下半身の強化に取り組んできた。

「世界大会では落とされないようにしっかりついていって、当たりの一発で持っていけるような相撲を取りたい」

大会前に意気込んでいた言葉通りに、世界大会では当たりの一発で相手を押し出し勝ち進んできた。

迎えた決勝戦でも最後まで押し相撲を貫き通し、見事、悲願の世界一に輝いた!

さらに、ななさんは団体戦にも出場。先鋒としての役割を果たし、全勝で日本チームの優勝に貢献した。

世界大会で2つの金メダルを手にして、笑顔を見せた。

帰国後、高校で待っていた多くの生徒を前に「皆さんの応援のおかげで世界一になることができました。応援ありがとうございました」と感謝を伝えたななさん。

次なる目標は「世界大会連覇!」

2025年の世界大会に向け、きょうも稽古に励んでいる。

(NST新潟総合テレビ)