「これは野球界におけるアムンゼン、リンドバーグ、アームストロングだ」 大谷翔平の「52ー52」、米メディアは歴史上の偉人になぞらえ称賛

AI要約

大谷翔平選手がロッキーズ戦で52号2ランを放ち、52盗塁を達成した。

大谷の偉業は野球界における歴史的な快挙として称賛されており、個人的パフォーマンスとしても称賛されている。

大谷の成績は他の選手が到達できない領域に達し、野球史に残るものとして位置づけられている。

「これは野球界におけるアムンゼン、リンドバーグ、アームストロングだ」 大谷翔平の「52ー52」、米メディアは歴史上の偉人になぞらえ称賛

◇20日(日本時間21日)MLB ドジャース6―4ロッキーズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)は地元のロッキーズ戦で52号2ランを放つと、7回は二盗も決めて今季52盗塁。前日のマーリンズ戦で前人未到の『50本塁打、50盗塁』を達成し、この日はメジャー記録『52―52』まで伸ばした。4打数3安打、2打点1盗塁。

 5回。大谷が内角高めの見送れば完全にボールという148キロの直球を伸び上がるような体勢でたたいた打球は、まさかのバックスクリーン横へ着弾する52号2ランとなった。

 米スポーツ専門局ESPNのショーエンフィールド記者は同日、『50―50』について「これを野球界における魅惑の数字、ジョー・ディマジオの56試合連続安打、テッド・ウィリアムズの打率・406、ボブ・ギブソンの防御率1・06、ノーラン・ライアン7度のノーヒッターに加えよう」と表現。さらに「大谷は彼にしか到達できない場所へ到達した。おそらくは球史で最も偉大な、そして間違いなくドジャース史上で最も偉大な個人的パフォーマンスとともに」と持ち上げた。

 同記者の比喩による称賛は「これは野球界におけるロアルド・アムンゼンの南極点到達、チャールズ・リンドバーグの大西洋横断飛行、ニール・アームストロングの月面歩行だ。われわれが目にした中で最もあり得ない選手が、あり得ない偉業を現実のものにした」と続けた。

 米野球データアナリストのサラ・ラングスさんは昨年6月、大谷が「同一シーズンに打者で20本塁打&投手で100奪三振」を達成した際、これを『One of one(唯一無二)』と表現。同僚のキーアマイヤーも今月に同じ言い回しで大谷を表現し、同記者もこの記事の最後を「『One of one』なのだ」で結んだ。