【ボクシング】日本Sライト級王者李健太「世界につながる試合を」同階級の平岡アンディに刺激

AI要約

 プロボクシング日本スーパーライト級王者李健太(28=帝拳)が初防衛戦に臨む。リング復帰から5カ月ぶりの試合で、挑戦者の山本ライアンジョシュアに挑む。

 王者の李は、タイトル防衛に向けて力を入れた練習を続けており、WBA世界同級6位の平岡アンディの勝利から刺激を受けている。勝利のためにありのままの自分を示すと語る。

 一方、挑戦者の山本は再起戦がついにタイトル戦となる。普段は店長を務める彼はトレーニング時間を増やし、相手選手の動画を熟読している。勝つイメージを持ち、1回の勝利を目指している。

 プロボクシング日本スーパーライト級王者李健太(28=帝拳)が初防衛戦に臨む。7日、東京・後楽園ホールで開催される「WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインで、同級9位山本ライアンジョシュア(30=ワタナベ)の挑戦を受ける。6日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席し、リミット63・5キロでクリア。山本は400グラム少ない63・1キロでパスした。

 今年4月に藤田炎村(三迫)を下して新王者となって以来、約5カ月ぶりのリング。王者として自らの練習メニューや取り組みのハードルを上げて調整してきたという李は「勝つことが大事。いつも通りの自分をみせていけが結果がちてくると思う」と平常心を貫いた。同じ階級となるWBA世界同級6位の平岡アンディ(28=大橋)が3日に同級暫定王者イスマエル・バロッソ(41=ベネズエラ)を下したことに刺激を受けており「(世界に)つながる試合をしたい。力まずに自分のボクシングを貫きたい」と言葉に力を込めた。

 一方の山本は今年6月にアオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)に負けて以来の再起戦がタイトル初挑戦。普段はもつ鍋店の店長を務めており、今回の李戦に備えてスタッフに営業を任せて1~2時間ほどトレーニング時間を増やしたという。普段は対戦相手の動画を見ないタイプだが、今回は毎日にようにチャックしてきた。山本は「勝つイメージはある。李選手に10回に1回は勝てる。その1回を明日に持ってきたい」と闘志を秘めていた。