【紫苑S】ボンドガールここまで順調 「トレセンに来るとピリッとする」と陣営

AI要約

ボンドガールは前走で2着に好走し、今回も期待が高まる。

クリスマスパレードは2戦2勝の成績を誇り、中山での戦いが注目されている。

ガジュノリは勝利後、ますます成長を遂げており、注目の存在となっている。

【紫苑S】ボンドガールここまで順調 「トレセンに来るとピリッとする」と陣営

<美浦トレセン>

ボンドガールは初の年長馬相手となったクイーンSで2着に好走。ゴール前のひと伸びは勝ち馬の脚いろを上回るもので、負けて強しの内容だった。平塚助手は「前走は滞在競馬で輸送がないぶんのんびりしていて、スタートしてから進んでいかなかった。トレセンに来るとピリッとするし、ここまで順調にきています。ジョッキーも3回乗って手の内を分かっていると思うので、期待しています」とうなずいた。

中山の芝で2戦2勝のクリスマスパレードの存在が不気味だ。前走の関東オークスは9着に敗れたが、「参考外だね。滑って走っていた。体つきからダートでもと踏んだが、そうではなかった」と、伊藤助手は前走を振り返る。「春と違って落ち着きがあり、体に幅が出て心身ともに成長。大外枠から差のない4着にきたフローラSを見れば力は確か。レースセンスがあり、得意な中山。ここは改めて」と期待感をにじませた。

ガジュノリは6月30日函館の1勝クラス(芝1800メートル)を、2番手追走から直線でしぶとく伸びて勝利。尾形調教師は「馬自体はすごく順調にきています。デビュー時から期待度は高かったし、その頃に比べると馬自身も成長している。長くいい脚を使えるのが強みなので、このメンバーを相手にどこまで戦えるかだと思います」と挑戦者の構えだ。

<栗東トレセン>

エラトーはチューリップ賞9着の後、休養に入って函館で2連勝。先行力が武器で開幕週の中山は合いそうだ。上村調教師は「滞在競馬が合っていたのもあるが、これくらいの力はある馬。こっちは北海道より気候が暑いけど、動きはいいし、仕上がりとしては悪くない。初めての重賞でどれだけやれるか」と期待を寄せた。