【不来方賞】武豊サンライズジパング3馬身差完勝 「レース名を何て読めばいいのか(笑)」

AI要約

盛岡競馬場で行われたJpn II不来方賞は、2番人気のサンライズジパングが3馬身差で快勝し、Jpn Iジャパンダートクラシックの優先出走権を獲得。

武豊騎乗のサンライズジパングは、序盤は4番手でレースを進め、最後はステッキに応えてラスト200メートルで他馬を抜き、勝利。

武豊はレース内容に満足し、今後の成長に期待を寄せている。

【不来方賞】武豊サンライズジパング3馬身差完勝 「レース名を何て読めばいいのか(笑)」

[JpnⅡ不来方賞=2024年9月3日(火曜)3歳、盛岡競馬場・ダート2000メートル]

 3日、盛岡競馬場で行われたJpnⅡ不来方賞は、武豊騎乗で2番人気のサンライズジパング(牡3・音無)が3馬身差の快勝。10月2日に大井競馬場で行われるJpnIジャパンダートクラシック(ダート2000メートル)の優先出走権を手にした。勝ち時計は2分03秒2(稍重)。

 序盤は逃げるカシマエスパーダに付かず離れず外めの4番手へ。向正面でも隊列は大きく変わらず、3コーナー手前から逃げ馬がペースを上げると、サンライズジパング=武豊はタイミングを逃さず前を走るサトノフェニックスをかわして進出を開始。直線手前で一旦はカシマが引き離しにかかったが、名手のステッキに応えてラスト200メートルで馬体を並べると、勢いそのままにあっさりと突き抜けた。

「一昨日までレース名(不来方賞=こずかたしょう)は何て読めばいいのか分からなかったんですが…」と場内に集まった大勢のファンを笑わせた武豊。レース内容については、「非常にいいレースができてうれしいです。コンディションはすごく良かったんですが、レースにいくと難しい部分や癖があるので気になっていました」と切り出したうえで、「ダートでも芝でも力を出せばしっかり走れるし、問題ないと思っていました。道中は思っていたよりポジションを取ってくれました。最悪のケースで付いていけないパターンも覚悟はしていました。最後はいい脚を使ってくれる馬なので、心配はしていなかったです。(今後については)まだ完成されていない馬で素質だけで走っているので、まだまだ強くなると思います」と力強く締めた。

 カシマエスパーダ2着・田辺騎手「包まれるのは嫌だったので、逃げることは考えていました。道中は理想的な入りで思い通りのレースができました。勝ち馬はライバルだと思っていたし、後続に脚を使わせるレースをしたのですが、向こうのほうが余力がありました。勝ち馬は強かったです。どちらかというと遅咲きの馬なので、まだチャレンジしていきたい」