サンチョのチェルシー移籍は正しい判断なのか よく分からない移籍との声も「チェルシーへ移籍して何が変わるというのか」
チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドからFWジェイドン・サンチョをレンタルで獲得した驚きの移籍について、トッテナムで活躍したマイケル・ドーソン氏が疑問を呈している。
チェルシーには既に多くの才能ある選手がいる中、サンチョがどのポジションでプレイするかや出場機会がどうなるか不安視されている。
新指揮官の下でまだチームスタイルが確立されていない状況から、サンチョのチェルシー移籍が成功するかは未知数である。
今夏も移籍市場に多くのサプライズをもたらしたチェルシーだが、その締め括りに獲得したのがFWジェイドン・サンチョだ。マンチェスター・ユナイテッドからレンタルで加入することになり、この動きに驚いた人も少なくないだろう。
かつてトッテナムで活躍したマイケル・ドーソン氏も驚いている1人だ。サンチョがマンUで苦戦していたとはいえ、チェルシー移籍で状況が好転するのか。ドーソン氏は疑問を口にする。
「チェルシーが抱えているウイング陣を見れば、これは驚きの移籍だよ。サンチョは良い選手だ。これは忘れてはいけない。ユナイテッドでは上手くいかなかったが、ドルトムントではスターだったからね。ただ、チェルシーへ移籍して何が変わるというのか。彼はチェルシーのどこでプレイするんだ?彼はもっと出場機会のある場所へ行く必要があると思う」
「彼は毎週のようにプレイしたい選手だろう。しかし今のチェルシーは本当にクレイジーな場所だ。スターリングを手放してサンチョを確保するというのだから、信じられない。サンチョはユナイテッドでこそ上手くいかなかったが、ドルトムントでは上手くプレイした。ドルトムントは彼にとってホームのようなもので、最高のプレイをしていたよ。彼は毎試合プレイする必要があるんだ」(英『Sky Sport』より)。
確かに今のチェルシーにはミハイロ・ムドリク、ノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ペドロ・ネトなど2列目で活躍できるタレントが豊富だ。ジョアン・フェリックスやクリストファー・エンクンクをワイドポジションで起用することもできる。サンチョが毎週プレイするのは困難かもしれない。
新指揮官エンツォ・マレスカの下でチームスタイルもまだ固まっていない状態だが、果たしてサンチョのチェルシー移籍は成功となるのか。今のところは不安視している人の方が多いかもしれない。