低調なレアル・ソシエダ、久保建英が危機感を語る「このまま続けていくわけにはいかない。全員で前へ進まないと」

AI要約

レアル・ソシエダはヘタフェ戦でスコアレスドローに終わり、久保建英は勝ち点1に満足感を抱いている。

久保は試合内容を振り返り、チームとしての課題を認めつつ、サポーターへの感謝を述べている。

ソシエダは低調なスタートを切っており、チームとしてプレーの改善が必要とされている。

低調なレアル・ソシエダ、久保建英が危機感を語る「このまま続けていくわけにはいかない。全員で前へ進まないと」

1日のラ・リーガ第4節、レアル・ソシエダは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦をスコアレスドローで終えた。MF久保建英は試合内容に鑑みて、勝ち点1獲得にも一定の満足感を得ている様子だ。

ソシエダはヘタフェの高強度のプレッシングに苦しみ、自分たちの哲学であるポゼッションフットボールをほぼ見せられず。後半にはヘタフェの攻勢を受け続けることになり、シュートを1本(しかも枠外)しか打てないまま試合終了を迎えている。

この試合で先発しながら、ほぼ仕事をさせてもらえず59分にピッチから去った久保は試合後、自分たち劣勢であったことを認めた。スペイン『モビスター・プラス』とのフラッシュインタビューで、次のように語っている。

「確かに僕たちの狙いは、ここから勝ち点3を持ち帰って、中断期間を迎えることにありました。何が起きたかというと、あなたたちも目にした通り、僕たちは狙っていたこととは反対に流れるようなプレーを見せられませんでした。勝ち点1を手にできたことを喜ばなくてはいけません」

「デュエルやセカンドボールの争いが多い、困難な一戦になることは分かっていました。僕たちはそんな試合になると明確に予想していましたが、しかし頭に思い浮かべるのと実際にプレーするのは違います。僕たち全員が最高のレベルから程遠かったですが、運よく中断期間を迎えることができます。中断期間を終えればもう後戻りはできませんし、この流れを変えられることを願っています」

「今日、ここで勝ち点3を獲得できれば全員が満足し、ディテールについては忘れることができたでしょう。しかしさっきも言った通り、この試合はデュエルやセカンドボールの争いが多く、加えて彼らの方がポゼッションでも上だったと思います。セカンドボールでも負けていましたし、そうしたデータがすべてを物語っているんじゃないでしょうか」

ソシエダのラ・リーガ第4節までの成績は1勝2分け1敗。低調なスタートだが、絶対的主力だったDFロビン・ル・ノルマン(アトレティコ・マドリー移籍)、MFミケル・メリーノ(アーセナル)の放出、また新戦力の適応不足などがその要因と指摘されている。

難しいシーズンになりそうな予感もするソシエダだが、久保はサポーターに対して、自分たちがベストを尽くしていくことを誓う。……しかし危機感は覚えているようで、「このまま続けていくわけにもいきません」と、チームとしてプレーを改善していく必要性があることも説いている。

「僕たちの意欲が欠けることはありません。チームはいつもしていることを試みていきます。今回はうまくいきませんでしたが、サポーターが無条件に僕たちを支えていることも分かっています」

「ただ、このまま続けていくわけにもいきません。改善が、とりわけゴール前のプレーの改善が必要です。全員で前へ進んでいけるかどうか、見てみましょう」