完勝で初防衛の大﨑孔稀が伊藤代表に「あんまり僕をなめないでください(笑)」と笑顔で抗議【RISE181】

AI要約

大﨑孔稀が大森隆之介を相手に初防衛戦に挑み、3-0の判定勝利を果たす。

大﨑は過去の戦績や王座獲得を背景に王者らしい実力を見せる一方、大森も前試合で番狂わせを演じるなど注目される存在。

激しい攻防を繰り広げる中、大﨑が1Rでダウンを奪い、2Rも優位に進む展開。最終的に3Rまで続く接戦を制して大﨑が試合を支配する。

完勝で初防衛の大﨑孔稀が伊藤代表に「あんまり僕をなめないでください(笑)」と笑顔で抗議【RISE181】

「RISE181」(8月31日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「RISEバンタム級(-55kg)タイトルマッチ」で王者・大﨑孔稀(OISHI GYM)が同級4位の大森隆之介(EX ARES)を相手に初防衛戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。

 大埼は昨年12月に約6年という長期政権を築いていた鈴木真彦を破り王座獲得。今年5月には元タイ国ラジャダムナンスタジアム認定・ミニフライ級王者のヨーブアデーン・3RDPlaceを2Rに左ボディーで悶絶KO勝ちを収め。王者の貫禄を示している。

 大森はフェザー級王者・門口佳佑と同門のファイター。ここまでのプロ戦績は10戦8勝(6KO)2敗。前戦となった今年3月の「RISE ELDORADO 2024」ではシュートボクシング(SB)の日本スーパーバンタム級王者でプロデビュー以来13戦全勝だった山田虎矢太を1Rにバックハンドブローで沈める番狂わせを起こしている。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ガードを下げ軽いステップから左ジャブの大森はすぐにスイッチ。大﨑はジャブからローを飛ばす。大森は左ジャブ、そして左ジャブから右ボディーのコンビネーション。大森はガードを下げ、スイッチして右アッパーから左フック。前に出る大﨑にカウンターで右ストレート。大﨑は左右のミドル。大森は左右のフック。半身で挑発の大森。大﨑は前に出て左右のパンチもかわす大森。しかしラウンド終了間際、大﨑はロープに詰めると左右のフックを連打。なんとかしのいだ大森が右フックを放ったところに、大﨑がカウンターの右ストレートでダウンを奪う。

 オープンスコアはジャッジ3者とも10-8で大﨑。

 2R、大森はガードを下げて左ジャブ、右ロー。大﨑は左インロー。大森はスイッチして左ミドル。大森はオーソからワンツー、右ミドル。大﨑は右ミドル。大森はスイッチを繰り返しミドル。そして左ジャブ、右ボディー、左ミドルとボディーに集中攻撃。距離が詰まりバッティングが起こり、一時中断。大森が左まぶたをカットし出血。残り1分で再開、大森のジャブに大﨑は強烈な左ミドル。組んでヒザの大﨑。大森は足を使ってジャブ。ジャッジ1人が9-10で大森。

 3R、大森は足を使って回ってジャブ。大﨑は左右のミドル。大森もミドル、そしてバックスピンキックをボディーに。大森の出血がひどくなる。大森はミドル。距離が詰まり組み付く場面が増える。蹴り足をつかんだ大﨑がワンツー。なおもコーナーに詰めて連打。大森はバックブロー。ガードの大﨑。余裕の笑顔の大﨑だが大森は右ストレートをヒット。なおも詰めてパンチを連打の大﨑だが、大森は体を揺らしてしのいでパンチを返す。ジャッジ3者とも10-9で大埼。