【甲子園】2年連続4強・神村学園は”取られたら取り返す”野球で昨夏リベンジ&初の決勝目指す

AI要約

京都国際・中崎琉生(るい)投手(3年)が、宿敵・青森山田へのリベンジを誓った。第106回全国高校野球選手権大会の準決勝を翌日に控え、聖地での再戦を目指す。雪辱を期す中崎投手との対戦に注目が集まる。

神村学園は初の決勝を目指し、昨夏準決勝での失敗を胸に刻んで臨む。選手たちは過去の教訓を生かし、リベンジを果たすべく全力を尽くす覚悟だ。

4校が聖地で激突し、決勝進出をかけた熱戦が繰り広げられる。それぞれのチームが勝利を目指し、激しい戦いを繰り広げることになるだろう。

【甲子園】2年連続4強・神村学園は”取られたら取り返す”野球で昨夏リベンジ&初の決勝目指す

 京都国際・中崎琉生(るい)投手(3年)が、宿敵・青森山田へのリベンジを誓った。第106回全国高校野球選手権大会(甲子園)の準決勝を翌日に控えた20日、京都市内の同校で練習。今春センバツの1回戦でサヨナラ負けした相手との聖地での再戦に、先発が予想される3年生左腕が雪辱を期す。第1試合では神村学園(鹿児島)と関東第一(東東京)が対戦。4校いずれも初の決勝進出をかけ、聖地で激突する。

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 “取られたら取り返す”野球でリベンジだ。初の決勝を目指す神村学園は、昨夏準決勝で仙台育英(宮城)に敗れた経験を生かす。先制したがスクイズで勝ち越され、4点差で敗れた。

 小田大介監督(41)は「スクイズの1点での攻防が、心に一気に畳みかけるものがあった」と振り返る。昨夏もベンチ入りした選手は10人。経験を生かし「ミスしてもいいじゃないか、取られたら取り返せ、打たれたら打ち返せ」と選手を決戦に送り出す。

 奮起を期待するのは4番正林輝大外野手(3年)。打撃練習で投手を務め、正林に投げた小田監督は「抑えに行ったが打たれた。絶好調」と背中を押す。今大会打率1割1分8厘と苦しむ主砲だが「監督から言われた『大丈夫』を信じて思い切ってスイングした」と準々決勝・大社(島根)戦は初の適時打。相手4番高橋徹平内野手(3年)に「負けたくない」と闘志を燃やし「チームを決勝に導けるように、4番の役割をしっかり果たしたい」と意気込んだ。【塚本光】