【甲子園】関東第一・畠中鉄心が有言実行の力投 試合終了の瞬間「うれしすぎてベンチでこけた」

AI要約

関東第一が東海大相模を破り、9年ぶりの準決勝進出を果たした。

畠中と坂井の投手陣が優れた力投を見せ、攻撃も高橋のソロアーチで決勝点を挙げた。

関東第一は米沢監督のリベンジを果たし、球速151キロを記録した坂井も際立っていた。

<全国高校野球選手権:東海大相模1-2関東第一>◇19日◇準々決勝

 関東第一(東東京)が東海大相模(神奈川)とのハイレベルな接戦を制し、15年夏以来、9年ぶりの準決勝進出を決めた。0-0の7回、4番・高橋徹平内野手(3年)が左中間へ決勝のソロアーチ。投げては左腕の畠中鉄心投手(3年)、エース右腕の坂井遼(はる)投手(3年)とつなぎ逃げ切った。8強唯一の公立校、大社(島根)は昨夏4強の神村学園(鹿児島)に敗退。青森山田、京都国際が準決勝に駒を進め4強が出そろった。

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 関東第一の左腕エース畠中が有言実行の力投を見せた。「チームを救うピッチングをしたい」と前日に話していた通り、9回途中1失点で相手のプロ注目左腕に投げ勝った。2点リードの9回1死一、二塁でエース坂井にバトンタッチ。1点差に詰め寄られたが、最後のアウトを取った瞬間は「本当にハラハラしたんですけどうれしすぎて、ベンチの中でこけてしまいました」と、ホッと胸をなで下ろした。

 ◆151キロ 関東第一・坂井が球速151キロを球場表示で計測。東京勢の甲子園では18年夏の井上広輝(日大三=球場表示)、23年春の日当直喜(東海大菅生=スカウト計測)が出した150キロを上回る最速。

 ▼関東第一の米沢貴光監督(9年前に準決勝で敗れた東海大相模を倒し)「神奈川を代表する素晴らしいチーム。あの時の悔しさは忘れていませんし、(当時の選手らからも)頑張って欲しいとメールなどをいただいたので、なんとかリベンジしたいと思って挑みました」