大谷翔平が刻む異次元の「88」 終盤に“超加速”25/46…迫るイチローの日本記録

AI要約

ドジャース・大谷翔平投手は今季53個目の盗塁に成功し、記録更新を続けている。

エンゼルス時代よりも飛躍的に盗塁数が増え、特に7月以降のペースが凄い。

大谷は現在シーズン55個ペースで盗塁を続け、イチロー氏の日本人最多記録に並ぶ可能性もある。

大谷翔平が刻む異次元の「88」 終盤に“超加速”25/46…迫るイチローの日本記録

【MLB】ロッキーズ 6ー3 ドジャース(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)の本拠地・ロッキーズ戦で今季53個目の盗塁に成功。更新を続けるメジャー記録を「52本塁打&53盗塁(52-53)」に伸ばした。シーズン途中から盗塁が急増し、8月以降は46試合で25盗塁。年88個ペースになる。

 大谷はこの日、3点を追う9回先頭で迎えた第5打席で中前打。1死後に二盗を決めた。これで53盗塁とし、シーズン55個ペース。日本選手最多は2001年にイチロー氏が記録した56個で、23年ぶり記録更新も現実味を帯びている。

 エンゼルス時代は2021年の26個が最多だったが、野手に専念しているドジャースでの1年目は飛躍的に数が増えた。特に7月以降が凄い。6月までは計16盗塁だったが、7月は24試合で12個、8月は27試合で15個、そして9月は19試合で10盗塁を決めている。

 8月以降は46試合で25個。これは年間88個ペースだ。メジャートップのエリー・デラクルーズ内野手(レッズ)は65個だが、8月以降は計10個とペースダウン。7月末時点で2人の差は27あったのに、現在は12に縮まっている。

 8月以降のペースで行くと、大谷は残り7試合で3つ盗塁を積み上げる計算。となれば、イチロー氏の日本人最多に並ぶことになる。今や出塁するたびに、スタンドから盗塁を期待する大歓声が沸き起こる。どこまで数字を伸ばすだろうか。