タイブレーク制し、霞ケ浦が甲子園初勝利 1000人の大応援団のエールが選手後押し

AI要約

茨城代表の霞ケ浦が智弁和歌山を相手に激闘の試合を制し、甲子園初勝利を手にする。

霞ケ浦チア・ダンス部や吹奏楽部の熱い応援がチームを後押しし、試合を盛り上げる。

応援席には在校生や保護者ら約1千人が集まり、一丸となった応援がチームの勝利に貢献した。

タイブレーク制し、霞ケ浦が甲子園初勝利 1000人の大応援団のエールが選手後押し

第106回全国高校野球選手権大会第7日の13日、茨城代表の霞ケ浦は初戦となった第3試合(2回戦)で智弁和歌山(和歌山)と対戦。3-3で延長タイブレークに入り、十一回に片見、真仲の適時打で2点を勝ち越すと、その裏の智弁和歌山の反撃を1点に抑え、5-4で逃げ切った。

茨城代表として3度目の夏の甲子園に出場した霞ケ浦。「ここまで一緒に戦ってきた野球部を全力でサポートできるように応援したい」

そう意気込み、一塁側のアルプススタンドから大きな声援を送っていたのは霞ケ浦チア・ダンス部部長の飯田琶雅(わか)さん(18)。昨年の地方大会決勝で逆転負けした悔しさをバネに「応援でも相手に勝っていきたい」とアルプススタンドからナインを鼓舞する。

そうした願いが通じ、二回、7番鹿又が左前適時打を放ち、先制すると、応援席は大歓声に包まれた。

五回には吹奏楽部、チア・ダンス部、野球部の代表で話し合って決めた今年の応援曲、Mrs.GREEN APPLEの「青と夏」を披露。1番盛り上がれると選んだこの曲とともにチームは2点を追加。試合を優位に進めた。

応援席を盛り上げる同校吹奏楽部部長の犬田明香(さやか)さん(17)は「青春といえばこの曲。甲子園で演奏できてうれしい」と笑みをこぼした。

この日、一塁側のアルプススタンドには在校生や保護者ら総勢約1千人が駆けつけた。一丸となった応援も後押しし、チームはタイブレークの激闘を制して甲子園初勝利を手に3回戦へ駒を進めた。(村田幸子)