藤波朱理が136連勝で決勝へ「オリンピックチャンピオンになるために今までやってきた」…パリ五輪

AI要約

日体大の藤波朱理が女子53キロ級で準決勝を勝ち抜き、銀メダル以上を確定させる快挙を達成。

藤波朱理は長いブランクを感じさせない好調な試合ぶりを見せ、明日の決勝でオリンピックチャンピオンを目指して意気揚々。

過酷な五輪の中で、同じ日体大出身の文田選手の活躍が刺激となり、藤波朱理は最高のパフォーマンスを目指す。

藤波朱理が136連勝で決勝へ「オリンピックチャンピオンになるために今までやってきた」…パリ五輪

◆パリ五輪 第13日 ▽レスリング(7日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級の藤波朱理(日体大)は準決勝で龐倩玉(中国)に10―0のテクニカルスペリオリティー(TS)で勝利し、決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。これで公式戦の連勝記録を136に伸ばした。

 以下は試合後の一問一答。

 ―3試合やってどうでした?

 「ほんとに初めてのオリンピックということで、すごく楽しみな気持ちと、いい緊張感とをもって試合に挑んだんですけど、やっぱり観客の声だったりとか、やっぱ他の大会とは違うなっていう風に身にしみて感じましたし、すごく入場から試合まで楽しんで、今3試合できてるなっていう感覚です」

 ―最後の準決勝はいかがでした。

 「去年の10月、アジア大会で対戦した相手で、もちろん自分の研究をしてきてるっていうのは分かった上で、自分はそれを上回るような練習をしてきた自信もあったので、やることは決まってます。やることはもうほんとに決まってたので、思い切って戦うことができたかなっていうふうに思います」

 ―久々の試合で感覚っていうのは?

 「そうですね。ほんとに10か月ぶりの試合で、そこの不安も少しはあったんですけど、マット上がってみれば全然問題なく、これは久しぶりの試合だなって、戻ってこれたっていう感覚でいました」

 ―左肘は

 「もう痛みとかほんとになく、全く心配、大丈夫なんですけど、ここまで怪我をしてからサポーターをずっとつけて練習をしてきたので、なんて言うんだろうな、痛み予防というより、お守りみたいな感覚で、これをつけてずっと練習してきたので、これが自分のいつも通りという感じなので、つけてるっていう感じです」

 ―相手の攻撃への対策は

 「結構。もちろん、こっちの腕を狙ってくるっていう、もちろん想定もしていましたし、それを取られても全然大丈夫なんですけど、その対策だったりとかもしてたので。焦ることなく」

 ―試合を迎えるまでは、どんな気持ちで

 「ほんとにドキドキ、ワクワクっていう両方の気持ちで。やっぱり、ここまで来たからには楽しみたいっていう思いと、絶対に勝ちたいという思うと。そうですね。いい気持ちでここまで挑めたので、ほんとに全て、あとは明日1試合すべてをかけたいと思います」

 ―須崎、尾崎が敗退した五輪の難しさ。

 「ほんとに簡単にはいかないというか、身に染みて感じましたし、本当に自分のやることは変わらないので、自分のことに集中して試合に挑みました」

 ―同じ日体大の出身の文田さんの金メダル獲得ってのは大きな刺激になりました。

 「はい。昨日選手村の方で見ていて、もう本当にかっこよくて。明後日っていうか、2日後には必ずこうなりたいっていう風に思いました」

 ―明日の決勝は1番待ち望んいた相手。

 「はい。本当に待ち望んでいた、引き寄せた相手だなっていうふうに思います。去年勝ってはいるんですけど、悔しさも残る一戦で、彼女のことを思って私は今までやってきましたし、オリンピックチャンピオンになるために今までやってきましたし、ほんとにあと1試合、全てをかけてオリンピックチャンピオンになりたいと思います」