【レスリング】決勝進出の藤波朱理 左ヒジの不安なし「サポーターはお守りみたいな感覚」

AI要約

五輪初出場の藤波朱理が、パリ五輪レスリング女子53キロ級で決勝進出を果たした。準決勝で勝利し、左ヒジの負傷を乗り越えての好成績となった。

藤波は相手の研究と練習を積んで自信を持ち、準決勝で思い切り戦うことができたと振り返った。手術を受けた左ヒジも問題なく戦え、自身にとってのお守りとしてサポーターを使っている。

決勝進出に向けて相手の狙いに対処できるよう対策を講じており、楽しみながらも必勝を目指している。金メダリストの文田健一郎から刺激を受け、自らも成功を目指す決意を示している。

【レスリング】決勝進出の藤波朱理 左ヒジの不安なし「サポーターはお守りみたいな感覚」

 五輪初出場の藤波朱理(20=日体大)が、パリ五輪レスリング女子53キロ級で決勝進出を決めた。

 7日は、2勝して臨んだ準決勝で龐倩玉(中国)に勝って決勝進出。藤波は準決勝について「去年10月のアジア大会で勝った相手で、自分の研究をしてきてるのは分かった上で、自分はそれを上回るような練習をしてきた自信はあった。やることは決まっていたので、思い切り戦うことができた」と振り返った。

 今大会は左ヒジ負傷の影響で久々の試合だった。「そこの不安も少しはあったけど、リングに上がってみれば全然問題なくて、戻ってこれたなという感覚だった」。3月に手術した左ヒジの状態は「痛みとかはほとんどなく、大丈夫。(サポーターは)ケガをしてからずっとつけて練習をしてきたので、痛み予防というより、お守りみたいな感覚でつけている」と説明した。

 相手に狙われる可能性もあるが「こっちの腕を狙ってくるのも想定しているし、その対策もしてきたので、焦ることなく対処できたと思う」。8日の決勝に向けては「ここまで来たら楽しみたい思いと、絶対に勝ちたい思いがある。明日にすべてをかけたいと思う」と力を込めた。

 男子グレコローマン60キロ級で金メダルを獲得した文田健一郎(ミキハウス)にも「選手村で見ていて本当にカッコよくて、2日後には必ず自分もこうなりたいと思った」と刺激を受けていた。