53キロ級・藤波朱理 公式戦135連勝で準決勝進出!女子レスリング最強20歳が金メダルあと2勝

AI要約

藤波朱理が女子53キロ級で公式戦134連勝中の記録を更新し、準決勝進出を果たす。

手術を乗り越えての五輪デビューで圧倒的な強さを見せる20歳の最強レスラー。

藤波は金メダル獲得に意気込み、137連勝という目標を掲げている。

53キロ級・藤波朱理 公式戦135連勝で準決勝進出!女子レスリング最強20歳が金メダルあと2勝

 ◇パリ五輪13日目 レスリング(2024年8月7日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級で公式戦134連勝中の藤波朱理(20=日体大)が7日、準々決勝でフラン・バトフヤグ(モンゴル)を下し、準決勝進出。公式戦連勝記録を135に伸ばした。

 3月に手術した左肘に巻かれたサポーターが痛々しかった。それでも22年世界女王に2分5秒フォール勝ち。最高の五輪デビューを果たして挑んだ20歳の最強レスラーは、準々決勝でも圧倒的な強さを見せた。

 大会前には「五輪には力があると思う。私も夢や元気をもらった。今度は私が与える番。全てをエネルギーに変えて金メダルを獲りたい」と宣言。験担ぎで試合の日には必ず「リアルな熊の写真がプリントされたボクサータイプのパンツ」を履くという藤波は、「137連勝で金メダル」まで止まらない。

 ◇藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年(平15)11月11日生まれ、三重県出身の20歳。三重・いなべ総合学園高卒。現在、日体大3年。父で日体大コーチの俊一氏の影響で4歳から競技を開始。20年全日本選手権、21年全日本選抜を制し、同年の世界選手権を高3で制覇。東京五輪金メダルの志土地真優らとの代表争いを制し、パリ五輪代表に内定。中2だった17年9月からパリ五輪前まで公式戦133連勝中。家族は俊一氏、母・千夏さん、17年世界選手権男子フリースタイル70キロ級3位の勇飛さん。